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安比奈線の歴史的背景

a18.JPG西武安比奈線は、
西武新宿線の南大塚から安比奈までの3.2キロメートルの貨物専用路線です。
基本データは、こちらから
ここのページでは、もうちょっと突っ込んだ、安比奈線の歴史的背景を書きたいと思います。

heart.gif貨物専用路線。。。一体何を運んでいたと思いますか??

ズバリ、入間川の砂利を運んでいたんです。

ちなみに、運んだ砂利は、コンクリートの材料になるんです。
コンクリートは、現在では、必要不可欠なものですよね。

heart.gif開通と休止について


安比奈線の開通は大正14年です。
最初は蒸気運転でしたが、昭和24年に電化されました。

そして、昭和42年に休止となりました。

heart.gif休止の原因

a16.JPG休止の理由は、砂利採取が禁止されたためです。

なぜ、砂利採取が禁止されたか、それは、入間川だけなく、河川の砂利共通の理由があります。


ズバリ,河川の上・中流部にはたくさんのダムが造られ、上流から下流への砂利の流れもせき止められ、河川の中・下流での砂利の涵養が行われなくなったこと。
そして、この結果1965年頃,橋や鉄橋の橋脚が洗掘されて,傾くなどの被害がではじめました。
このため,河川敷からの砂利の採取が厳しく制限されるようになってしまったんです。
現在では,洪水の防止・ダムの貯水能力回復などの目的で採取される程度です。

1965年って昭和40年。
安比奈線が、休線になったのが昭和42年だから、丁度同じ時期ですね。


余談ですが、河川砂利は1960年代には砂利の75%を占め、1964年に2億5,900万tが採取されたが、以後、採取量は漸減し、年間2,500万t(1,250万m3)前後となっており、砂利の10%程度を占めるに過ぎなくなった。
河川砂利に取って代わったのが、陸砂利(川の流路に沿う沖積低地の田畑の下の川原と同様の砂利)である。
陸砂利のシェアは全体のだいたい40%くらいを占めております。


heart.gif休止後

安比奈線は、休止扱いのため、鉄道施設は殆ど撤去されず、以後現在までの40年間放置されたままになっています。
そのため、安比奈線は廃墟鉄道路線として知名度があがり、最近は「トワイライトゾーン」という鉄道の不思議を調査するところの格好でかつ代表的な題材として、時々とりあげています。
また、廃線の割りにアクセスし易い所にあるという点も大きいかと思います。
いくらいいところでも、アクセスが悪ければ、なかなか取り上げられないと思います。

heart.gif安比奈線危機一髪???

a13.JPG平成に入ると安比奈に新宿線の車両基地を作る計画がはじまり、南大塚付近の土地買収など、車両基地建設に向けて工事がされました。
(将来は安比奈に新駅と的場までの延伸も計画されていました。)
しかし、新宿線の複々線化計画の中止などを受け、車両基地建設は頓挫してしまいました。
西武線も、大変なのです。。。。
皮肉にも、廃墟路線安比奈線は守られたのです。

しかし、平成16年あたりから安比奈車両基地建設に向けての造成工事などが開始され、いつ本格的に安比奈車両基地建設が始まるか分かりません。

暖かく見守ろうと思います。